おいしいお味噌の減塩方法について教えて欲しい

お味噌に入っている塩分は麹菌以外の雑菌を殺すなどといった重要な役目をしており、完全に無くすことは出来ないものです。事実、O-157の菌を味噌に入れても4~7日で完全に死滅してしまいます。また、コンソメスープなどといったスープよりはお味噌汁に含まれる塩分も少ないので、あまり気にされる必要はないとは思いますが、巷では健康志向の上昇に伴って「減塩」をうたう商品が出回っているのも事実です。そこで美味しいお味噌汁も楽しみつつ、塩分への不安も払拭させる方法ですが、ずばり、“具だくさんのお味噌汁”をおすすめします。中でもわかめや昆布などの海藻類が最適です。海藻類に含まれる植物繊維が、体内の余分なナトリウムを体外に出す働きをするからです。お味噌汁の汁ばかりを何杯も飲めば塩分の取り過ぎになってしまいますが、こうした具を入れて飲む汁の量を減らすというのは先人が考えた知恵なのでしょうね。ちなみに・・・塩分で気になる症状の1つである高血圧ですが、むしろ大豆の加工食品には高血圧となる要素を抑制する成分があることが近年の研究で分かってきており、お味噌汁やお醤油などが効果があると言われているようです。

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