よくある質問
期限が切れた米こうじは使えますか?
色が黒ずんでいる・黄ばんでいる等変色があったり、セメダインのような香りがするようであれば、まず使用は見合わせた方がよいかと思います。
また、上記のような状態でないとしても、米こうじについている麹菌も生きており、時間が経つと力が弱まってしまいます。
そのため、手作り味噌や甘酒づくりに使用しても発酵が上手くいかない可能性が高いので、あまりおすすめはできません。
米五では米こうじの賞味期限を製造日から2か月とさせていただいています。
「乾燥麹なのに他社さんのものより期限が短い」とよくお問い合わせをいただきますが、先に述べたとおり、麹菌も生きておりますので元気なうちに使っていただきたいという思いから2か月とさせていただいています。
米こうじが届きましたら冷蔵庫に入れて、お早めのご使用をお願いします。
お味噌のパッケージが膨れていますが問題ありませんか?
特に酒精添加や加熱殺菌をしていないお味噌は、麹菌が生きたままなので、保存場所によっては発酵が進み続け、その結果パッケージがパンパンに膨れてしまうことがあります。
また酒精添加や加熱殺菌しているお味噌についても、稀にわずかに麹菌が生きており、同様に膨れることがあります。
結論から言うと、膨れたお味噌を食べても問題はございません。
しかし、開封の際には破裂などの恐れもありますので慎重に開封をお願いします。また、膨れを防止するためには冷蔵・冷凍保存で麹菌の活動を鈍らせる/止めるといいです。
特にここ最近の夏のように異常な暑さの場合には、常温保存の商品でも冷やして保存していただいた方がよいかと思います。
お味噌の表面に白いカビのようなものが出ていますが大丈夫ですか?
表面に白くてふわふわしたものが発生した場合、ほとんどが「産膜酵母」と呼ばれる酵母菌の1つで、空気に触れる部分に生えやすいです。
食べても害はありませんが、お味噌の風味を損ねること、そして何よりあまり見た目も気持ちのいいものではないと思いますので、生えている部分についてはスプーンやヘラなどで薄く取っていただくとよいかと思います。
手作り味噌の蔵出し後の賞味期限・保存方法は?
本来保存食であるお味噌に賞味期限と言うのは合わないのですが、一般的なお味噌だと6か月を目安につけているようです。
しかし、それは蔵出し後の状態のお味噌を楽める期間ということで食べられなくなるわけではありません。
お味噌には大きく分けて風味とコクがありますが、蔵出し後のお味噌はお味噌汁にした時のふわっと香るような風味が勝り、その後常温で保存していくと、風味が弱まっていく代わりに加熱しても消えづらいお味噌独特のコクが徐々に出てくると思っていただけたらよいかと思います。
★蔵出し後のお味噌の状態で風味を長く楽しみたい方★
乾燥や匂い移りを防ぐために密閉容器などに移し替えて冷蔵庫や冷凍庫で冷やして(=発酵を抑制して)保存されるといいでしょう。
★お味噌のコクを楽しみたいという方★
時々様子を見つつ常温で引き続き保存し、お好みの状態になりましたら、密閉容器に移し替えてから冷やして保存してお使いください。コクが出てきたら味噌漬けや、鯖の味噌煮などの煮物に使用するのもおすすめです。米五でコクを売りにしているお味噌も長く熟成期間を取っており、1年以上熟成をさせています。
いずれにしましても食べられなくなるということはありません。せっかく愛情込めて仕込んだ世界に1つだけのお味噌ですからご自分のお好みに合わせて適切な保存方法で長くお楽しみくださいね。
お味噌は賞味期限が切れると食べられない?
お味噌の場合はもともと保存食として生まれた背景があり、結論から言うと、期限が過ぎても全く食べられなくなるわけではありません。中には2年、3年熟成させたお味噌もたくさん販売されています。
米五では上記のことを踏まえ、お味噌の賞味期限についてはその期間を過ぎると食べられないと意味ではなく、お客様に風味豊かに食べていただける期間として設定しています。
賞味期限に関しては各社の規定があるとは思いますが、米五ではお味噌を桶から袋詰めなどにした日から無添加のお味噌は3ヵ月後、酒精入りのお味噌は6ヶ月後を目安としております。
ちなみに・・・
冷蔵庫や冷凍庫で冷やして保存すると、お味噌の発酵が抑えられるため、賞味期限を過ぎても味や香りなどを保ちつつ保存が可能です。乾燥や匂い移りを防ぐためにタッパーなど密閉容器等に入れておけば、2年でも3年でも、同じ状態が保てます。
また、冷凍庫で保存するとお味噌が凍るのでは?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、お味噌に含まれる塩分によってカチコチに凍ることはないので解凍などの手間もなく、そのままお料理にもお使いいただけます。
ぜひお試しください(^-^)